この記事は、当社が区画設計・ロゴ・公式サイト・場内マップの制作に携わった施設についてのレポートです。手がけた立場から書いていることを、はじめにお伝えしておきます。
山口県下関市に「下関市火の山山麓キャンプフィールド」が、2026年9月19日(土)グランドオープンします。瀬戸内海国立公園、火の山公園の山麓にある公共のキャンプ場です。
私たちキャンプ女子は、この施設の立ち上げに携わりました。区画の設計から、ロゴ、公式サイト、場内マップまで。今日はその裏側と、実際にどんな場所なのかをお伝えします。
テントを張ると、目の前に関門橋がある
この場所の価値は、この一枚に尽きます。テントサイトから関門海峡と関門橋が正面に見える。しかも世界中の船が、目の前を絶え間なく行き交います。
関門海峡は1日およそ500〜700隻が通航する海の要衝です。座って眺めているだけで、貨物船もフェリーも漁船も通っていく。「何もしない時間」が退屈にならないキャンプ場は、そう多くありません。
区画は「眺望をどう分けるか」で決めた
全22区画を、ファミリー11・オート(電源付き)5・ソロデュオ6の3タイプに分けています。
区画を考えるとき、いちばん時間をかけたのは「誰にどの眺めを渡すか」でした。海峡が見える場所は限られています。全部を平等にすると、どの区画も中途半端になる。かといって良い区画だけ特別扱いすると、他が売れ残ります。
最終的に、タイプごとに違う体験を用意する形にしました。ファミリーは芝生の広さ、オートは車を横づけできる安心感、ソロ・デュオは静けさと眺望。同じ料金体系のなかで、選ぶ理由がそれぞれ違うようにしています。
「初めてのキャンプ」が成立する設備
炊事場はお湯が出ます。トイレは温水洗浄便座、シャワーは鍵付きの個室。オートサイトにはAC電源(1500W)もあります。
地味に聞こえるかもしれませんが、キャンプ初心者や小さなお子さん連れにとって、この「水まわりがちゃんとしている」ことは決定的です。100箇所以上のキャンプ場を見てきて、リピートされる施設とそうでない施設を分けるのは、景色よりも水まわりとゴミ処理の設計だと感じています。
街が近い、という強み
下関ICから車で10分。唐戸市場までは車で5分です。市場で海鮮を買って、サイトで焼く。これができるキャンプ場は貴重です。
ただし唐戸市場は週末や休日の午前中はかなり混みます。買い出しに行くなら、時間に余裕を持つか、少し早めに動くのがおすすめです。
山頂エリアには展望台と大型遊具があります。車で5分ほど。ここはキャンプ場の敷地ではなく火の山公園の施設で、山麓のキャンプ場とは高低差があります。「歩いてすぐ」ではないので、そこは正しくお伝えしておきます。
ロゴと場内マップのこと
ロゴは、火の山という名前と、海峡を渡る風景をどう1つの形にするかを考えました。場内マップは、初めて来た人が受付から自分の区画まで迷わず辿り着けることを最優先にしています。デザインとして格好いいかより、現地で機能するかを基準にしました。
利用案内
- 施設名:下関市火の山山麓キャンプフィールド
- 所在地:山口県下関市みもすそ川町(火の山公園山麓)
- グランドオープン:2026年9月19日(土)/予約受付中
- 区画:全22区画(ファミリー11・オート電源付5・ソロデュオ6)
- チェックイン 13:00/チェックアウト 10:00
- アクセス:関門自動車道「下関IC」から車で約10分
- 設備:温水の出る炊事場、温水洗浄便座トイレ、個室シャワー、売店(薪・炭・レンタル)
ご予約と最新情報は公式サイトをご覧ください。
キャンプ場の新規開業や既存施設の立て直しについては、当社でもご相談を承っています。用地の見立てから区画設計、ブランドづくり、集客までお手伝いできます。